今回、「MAKIno」というブランドの立ち上げに関わらせて頂きました。
「MAKIno」は新潟市西蒲区巻地区(旧巻町)の特産物を利用して商品を作り、それらをブランド化し、県内外へ「巻」を発信しようという動きからできたブランド。その中で僕が担当させて頂いたのは、ブランドのロゴマーク作りとネーミング。当初、ロゴマーク作りだけの予定だったのですが、最初の会議で「ところで、このブランド名は何て言うんですか?」と聞いた所、沈黙が生まれでしまい、名前をつける所から始めました。巻の特産品なので「巻」は外したくない。けれどブランド名が「巻」だとストレートすぎる。だったら「巻の〇〇」と言える様に「マキノ」って付けたら面白いかも。と提案したものをとても面白がってもらい即採用。「なんて決定の早い組織なんだ…」と感心したのを覚えています。
実はこのプロジェクトには、初めからとても縁を感じていました。一年前、巻でデザイン相談会をした後くらいから、「山下くんに紹介したい人がいる」的な事を数人から言われ、みんなが言っているその「紹介したい人」というのが同一人物だという事が分かり、その人が今回のプロジェクトをきりもりしている方で…と、本当に何かに引き寄せられる様な形で、このプロジェクトに参加をさせて頂きました。その後もプロジェクトの方々とお話をさせて頂くと、中学時代のバスケ部の後輩のお母さんがいたり、小学校から高校まで一緒だった友人の身内がいたり、うちの父親の知り合いがいたり…。いきなりポッとプロジェクトに入ってきた僕にとっては、アウェーな環境なのかなと思いきや、まさかのどホーム。とてもやり易い環境でお仕事ができました。感謝感謝です。
この一年を振り返って思い出されるのは、笑いながら進むプロジェクト会議。みんな忙しいなか商品開発をして大変なはずなのに、会議をしているとみんな笑っているんですよね。「あぁ、この町良いな…。」と本当に思いました。
さてさて、昨日の発表でこのお仕事も終わり…ではありません。これからこのブランドをどう広めていくか、どう深めていくか、流通やさらなる商品開発をどう進めて行くか、やる事はこれからの方が多いくらいです。昨日の発表で日の目を見たこの「MAKIno」は、ようやくスタートラインに立ったわけです。ブランド作りは「努力と根性」。ブランド作りは精神論だと確信しています。ですので、これからも継続して頑張りましょう!
それから巻の皆さん。僕はこれからも継続して巻のお手伝いしていきたいと思っています。デザインに困ったり、そもそもデザインって何?と思った時は、いつでもご相談ください!お話しましょう!という営業感たっぷりな感じで締めさせて頂こうと思います(笑)ひとまず、プロジェクトチームのみなさま、お疲れ様でした!
文:山下洋平